経験6年が語るアウトソーシング業界で働くメリット・デメリット

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こんにちは!ぷうです!

アウトソーシング業界ってどんな業界だと思いますか?

私は前職でIT系アウトソーシング業界に6年勤めていました。

アウトソーシング・・・業務を外部の契約している会社に委託すること。

私が勤めたIT会社では、システム開発や保守、事務仕事、コールセンター、イベントスタッフといったものまでありました。

様々な顧客先で仕事ができたりしますが、よくアウトソーシング業界は辞めておけっていうのを耳にしますよね。

実際のところどうなんでしょうか?今回は、アウトソーシング業界に6年勤めて分かった、アウトソーシング業界で働くメリットとデメリットをご紹介します。

この記事はこんな方にオススメ
・アウトソーシング業界に興味がある
・すでに内定もらっているが、どんな感じか想像できない
・転職を考えている
アウトソーシング業界に向いている人・向いていない人についての記事はこちらから!

それではいきましょう!

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アウトソーシング業界ってどんなの?

アウトソーシングについて簡単にご説明します。

アウトソーシングとは業務を委託する形態のこと。委託元である顧客(会社)からすると、人件費(コスト)を抑える、自社には無い技術を持った人材を活用できる、といったメリットがあります。
反対にデメリットは外部の人材を使うことで機密情報漏洩の可能性やノウハウが自社で蓄積しない、といったデメリットもあります。

それでは、アウトソーシング業界に身を置くサラリーマン自身のメリット・デメリットとは何でしょうか?

次項から詳しくみていきます。

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アウトソーシング業界で働くメリット

メリットは以下の3点です。

①様々な業界で仕事ができる
②人脈が広がる
③若手でも管理職を経験しやすい

①様々な業界で仕事ができる

アウトソーシングというからには、入社したら取引がある企業へ出向し、その企業の仕事をする事になります。

例えば、私の経験を例にすると、私は6年間この業界にいました。その6年間で3社の企業へ出向し、仕事をしました。

それが、以下の3つの業界です。

車業界
清掃業界
アミューズメント業界

どれも全く異なる業界だと思います。

普通に転職を繰り返し、複数の業界を経験するのは至難の業です。

その点、アウトソーシングなら顧客の会社内に駐屯して仕事をするため、その顧客が属する業界に自分も身を置くことになります。

これのメリットは多種多様な業界の知識や経験を増やせる、というところでしょう。

出向先の業界が気に入って、その業界へ転職した先輩もいますし、実に様々な知識と経験を身に付けることができると思います。

②人脈が広がる

出向先の企業が変わるたびに、その企業にいる人と知り合えます。

アウトソーシング業界における人脈を広げる最大のメリットは、

●『自社社員へ自分の顔を売る』

●『多種多様な業界人と知り合いになれる』

ということです。

特に『自社社員へ顔を売る』ことは、アウトソーシング業界で上を目指す為に重要な要素です。

何故重要かというと、それは自社内での引き抜きがあるからです。

例えば、A社へ出向して仕事をしていたけど、B社で仕事をしている上司からB社へ来て管理職をしないか?といった引き抜きがよく行われていました。

また、自社の本社で営業部へ引き抜き等もあり得ます。

アウトソーシング業界で給料を上げるには自社本社内で仕事をすることが一番の近道なのです。

更に多種多様な業界人と知り合いになれます。これは、例えば人脈が広がることで、新たなビジネスに繋がることもあるでしょう。

私の周りでは出向先の顧客から引き抜かれた社員もいました。もちろん年収も地位もアップです。

人脈が広がるのは、多様な業界で仕事ができるアウトソーシングならではのメリットと言えます。

③若手でも管理職を経験しやすい

アウトソーシング業界でよくある顧客で、トラブル対応のコールセンターがあります。

そして、コールセンターで管理職といえばSVです。

SV(スーパーバイザー)・・・一般オペレーターの育成や指導、現場の売上管理、顧客折衝などを行う管理職のこと

実はアウトソーシング業界ではこのSVに比較的なりやすいと思っています。

理由としては、

●人手不足
●頻繁に異動がある

まず人手不足ですが、新規立ち上げによる人手不足、事業拡大による人手不足、退職による人手不足が挙げられます。

私の職場では新規事業立ち上げ当初はSVが一人でしたが、今後の拡大を踏まえてSVが3人に増えました。
それから事業拡大に伴って、SVが9人に増えました。更に、入社半年でSVになった人もいます。

別の事例ですが私の同期は、新規立ち上げの現場にいきなりリーダーとして配属、その後に部下ができた、といったこともありました。

このように若手の内に管理職を経験しやすいというメリットがあります。

管理職になると、売上管理やお客様との折衝、新人の育成や現場の管理など、平社員では到底経験できない事が経験できます。

そういった経験は役職や給料を上げるために必要ですし、例えばより条件の良い会社に転職する場合でも必要なことです。

 

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アウトソーシング業界で働くデメリット

デメリットは以下の3点です

①蓄積した知識が不要になることがある
② モチベーションを保つのが大変
③仕事がなく路頭に迷うことがある

① 蓄積した知識が不要になることがある

会社Aに出向し仕事をしていたとします。辞令で会社Bへ異動となりました。会社AとBは業界も違い職種も全く異なります。この時、会社Aで培った知識は会社Bで使えますか?

答えはNOですよね。

アウトソーシング業界は、出向先が変わる度に1から知識を蓄積しないといけません。

何回も転職した気分になるで

例えば、2年働いて知識を蓄え業務にも慣れたとしても、次の現場へ異動があれば従わないといけません。そうした場合、2年いた現場の知識を捨てる羽目になります。

②モチベーションを保つのが大変

例えば営業の場合、契約を取ってきたら会社に貢献している実感が湧きますよね?事務職でも自社の仕事をしていますよね?

ですが、アウトソーシングは出向先での仕事になります。つまり、自分が行う仕事は出向先の業務内容になる、ということです。

自社に貢献している感覚が湧きにくいんです。

どうやってモチベーションを保つかを意識して働く必要はあるのかなぁ、と思います。

③仕事がなく路頭に迷うことがある

出向先の契約が終わると、その現場に出向していた社員はどうなると思いますか?次の現場が決まって入ればすぐ仕事ができますが、決まっていないと社内待機です。

私は新人の頃、現場が決まるまで支店内待機の日々が続きました。その間は仕事がないので、仕方なしのテレアポをさせられて、毎日がしんどい日々でした。

転職中の無職状態に似た感覚です。

現場の契約が終われば、仮にいくらSVであっても仕事が無くなります。

そういったことが発生しうる可能性がアウトソーシング業界にはあるのです。能力があったり、顔が広いと別の現場へすぐ引き抜かれることもあるので、働き方次第ですね。

まとめ

以上、アウトソーシング業界で働くメリット・デメリットについてご紹介しました。

まとめると、

メリット
①様々な業界で仕事ができる
②人脈が広がる
③管理職を経験しやすい
デメリット
①蓄積した知識が不要になることがある
② モチベーションを保つのが大変
③仕事がなく路頭に迷うことがある
全ての仕事にデメリットはあります。ですが、デメリットも働き方次第でメリットに変えることができます。

何事も働き方、考え方次第です。

こういったメリットやデメリットがある、ということをしっかりと意識して頂ければと思います。

それでは、さようなら!

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